アイアムアヒーローが好き【21巻読了】
おはようございます。Suunaです。
皆さんは「アイアムアヒーロー」という漫画をご存知ですか?
ビックコミックスピリッツにて連載している漫画です。
昨日、最新刊を書店で発見したので早速購入しました。
その巻21巻。随分、長いところまで来ましたね。
とは言っても、ストーリー進展のスピードが徐行運転並みに遅いので巻数を重ねても案外進んでいなかったりします。
今回の21巻もそこまで話が進まなかったし・・・
でもでも、私はこの漫画が好きです。
なぜ好きかというと、設定が好きなんです。
1.冴えない男が主人公
この漫画の主人公は鈴木英雄というおたくっぽい冴えない男です。
普通の日常では恐らく女性に見向きもされない彼ですが、非日常と化したアイアムアヒーローの世界では趣味の銃を武器に奮闘します。
そのギャップが面白いんです。
この作者、他の作品も同じように冴えない男を主人公としてストーリーを作っています。
例えば「ボーイズ・オン・ザ・ラン」。
これは大好きで昔全巻集めてました。
サラリーマンアッパーとか懐かしいです。
2.敵が怖くもありどこか愛おしい
アイアムアヒーローの中にはZQNというゾンビっぽいものがゾロゾロ出てきます。
まぁ、いわゆるゾンビでこいつに噛まれたり引っかかれたりすると感染して自分もZQNになっちゃうんですね。そうなるとゲームオーバーです。
よく洋画にありがちな設定ですが、この漫画のZQNは一味違います。
生前の記憶を覚えているのか、体に染みついているのか、ZQN化した人間は昔の習慣を繰り返す傾向が見られるのです。
サラリーマンだったらZQN化しても新聞を片手に読んでいたり、主婦のおばさんはスーパーのレジ袋を片手に引っ掛けていたり・・・そしてその状態で人間に対して襲いかかってくる。それがなんとなく愛おしくもあり面白いです。
漫画を読み返してみると、細かい描写までしっかり描かれていて作者のこだわりを感じます。
3.先の展開が読めるようで読めない
極め付けはこれです。先が読めるようで読めないところが凄いです。
今のところ物語の軸をぶらすことなく新たな展開を次々と迎えています。
焦らしがなかなか上手いです。この作者。
作者の頭の中では既にゴールまで描かれていると思いますが、ドラゴンボール並みに先延ばしすることなく、綺麗な着地を見せてくれることを願います。