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忘れるために日記を書こう。【知的生活習慣】

こんばんは。Suunaです。

本屋で立ち読みしていたら、面白い本に出会ったので紹介したいと思います。

honto.jp

外山滋比古著 知的生活習慣』という本です。

主にエッセイで著者の生活習慣が綴られている本ですが、その中に興味深い内容がありました。

・忘れるために日記を書く

著者は日記を書くことを習慣にしているようで、何十年も継続しているそうです。

当初は記録のために続けていた日記ですが、今は忘却するために日記を書いていると言います。なぜならば、書くという動作には忘却する力があるからです。

古来、ギリシャ人や日本の職人達は後世に知識を伝えるために文字を使わず、口授していたと言います。

口で伝え、記録には何も残っていないため、覚える方はそりゃ必死。忘れる余裕ないです。文字が発明され、様々なものを記録に残せるようになってからは忘れるリスクは格段に減りました。このことから、文字を書けば安心して忘れてしまうというのはなんだか納得できる気がします。

忘れるというと悪いイメージを持ちがちですが、これは中々良い活用方法があると思います。例えば、職場であった嫌なことや人間関係のストレスは頭の中に残っていても疲れるだけなので消してしまった方が良いですよね。ここで日記の出番です。嫌なことは全部書いてスッキリさせてしまいましょう。

・帰宅途中の通勤電車で日記を書く

このメカニズムを上手く利用して、仕事が終わり家路に向かう途中に日記を書く習慣を持ったらどうでしょうか。今日一日あった仕事の事、課題、トラブル、心配事、Aさんが言ったこんな事あんな事、社内の噂話・・・などなど。会社の事であってプライベートに関係がない事を吐き出すように紙に書けば、気持ちがスッとするかもしれません。

何よりオンオフの良い切り替えになります。既婚の方は家族に仕事の事で八つ当たりしなくて済みます。家庭円満に繋がるかもしれません。

独身の方はストレス解消のために毎日、缶ビールを開けなくて済むかもしれません。多少は節約に繋がる可能性有りですね。

 

実は良いこと尽くしだった日記を書く習慣。しかし、一番意外だったのは忘れることがメリット尽くしだったことかもしれません。この本を読んで私の中でちょっとしたパラダイムシフトが起こりましたかもです。

ではでは。